
ロープのむすび方をおぼえよう
●シーマンの第一歩はロープワークから
ヨットやモーターボートを桟橋につないだり、ロープをアンカー(いかり)にむすんだりすることをロープワークといいます。
ロープワークになれることはシーマンの第一歩です。正しいロープのむすび方をおぼえて、しぜんに手が動くようになるぐらい練習しましょう。先生にむすび方をならったら、短いロープを用意して、なんども練習して、すばやくむすべるようになれば一人前です。
●ロープのむすび方のいろいろ
ロープのむすび方はたくさんあります。むすぶ目的や用途によって使いわけますが、ここでは代表的で基本になるむすび方を紹介します。
1.端(はし)止め
ロープは何本かのより糸で編んであるので、切り口をそのままで使用しているとバラバラになってしまいます。それを防ぐために、端止めをしますが、方法はたくさんあります。
化学せんいのロープなら、端を燃やして溶かし、冷やしてかためる方法もそのひとつです。

2.もやいむすび(ボーラインノット)
このむすび方は、むすびの王様といわれるくらい、いろいろな場合に使われます。船を桟橋につなぐとき、体にロープを巻いて命網にするときなどに特に大切なむすび方です。

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